沿岸のピノ・ノワールは私のお気に入りのジャンルですが、 Xander Sorenのワインは透明感がありエレガントで、私がまさに求めていたものです。シルキーな舌触りを兼ね備えた繊細なアロマと美しいアロマのコンビネーションは称賛すべきものです。

彼のワインメーカー シャリニ・シェイカー氏は、カリフォルニアのいくつかの銘醸畑から長期熟成型ワインを生み出し、彼女の素晴らしい技術力とワイン造りへの献身と情熱を知らしめています。 私は各ヴィンテージのワインテイスティングを通じて、進化し発展していく彼らのヴィジョンを感じることを楽しんでいます。 Xander Sorenのワインを私の新たなソノマのワインバーで提供することを心待ちにしています。

「なんだろう、懐かしい」 私が Xander Soren氏のワインを初めて試飲させていただいた第一印象です。透明感がありながらも、奥深さがある。まるで日本の四季を旅して来たような繊細さも感じる。その優しさが料理にもナチュラルにアプローチしてくれます。
Soren氏のワインには個性的な酸味があり、この酸味が香りや味わいだけでなく、日本の⻝材とのマリアージュに楽しさを与えてくれます。お寿司で言うならばもちろん鮪ですが、白身、青魚と合わせていただくとワインの余韻の楽しみ方も変わってきます。
「Xander Soren Wines×日本⻝材」、この組み合わせの提案は私自身、楽しみでしかありません。

カリフォルニアのピノ・ノワールといえば肉厚でフルーティなワインのイメージが強いですが、ザンダーのワインはそれとは逆に実にエレガントで繊細。 輪郭のはっきりとしたしっかりとした酸味と、丸みのある渋み、主張しすぎないフルーティーさがバランスよく調和しています。
何度も試⻝を繰り返し和⻝との相性を試したところ、煮物や天ぷらはもちろん、特にすき焼きとの相性も抜群でした。
何より、ザンダーのワインに対する情熱は彼の日本に対する情熱同様に素晴らしく、ワインに反映されており、様々な和⻝とよく合います。
今後の成長が楽しみなワインの一つです。
今後はレストランで使って色々な料理やペアリングを試してみたいと思います。

久々に味わった重厚且つエレガントなピノ・ノワール。
Xander Sorenは、カリフォルニアのピノ・ノワールのイメージの延長線上にしっかりといながらも、力強さとエレガントさを備え持ったワインだと思います。
この絶妙なバランスが、僕の様々な料理とのマリアージュを演出してくれると期待しています。合わせる料理としてはやはり、鴨に少し甘味のあるソースやピュレなどを添えて提供したいですね。
モノづくりには「想い」だけでは解決できない何かがあると思いますが、その前提として一番大切な事はその「想い」だという矛盾も存在します。
このワインには、Xander氏の想いを本当に色濃く感じることができます。
畑や醸造所にも足を運び、その奥深いストーリーをもっと知りたくなるワインです。

‘’A smile in a bottle’’
僕はこれまでにたくさんのワインをテイスティングしてきました。
その中でワインを評価するのにこの単語は使った事がありません。

和食を意識して、精力的に様々なcuvéeをリリースしてきたXander の新しい試みは、もの凄く近い距離で僕の料理「琉球チャイニーズ」にフィットしてくれていると思います。
少し深めに舌に絡みつく丁字や胡椒、柚子やマーマレードの様な子供の頃に感じた美味しい料理を思い出させる楽しげな印象は、このワインを中心に人々を笑顔にさせるでしょう。

そしてもう一つ。僕の店「TAMA」にはXander がセレクトしてくれた日々テイストの変わるBGMが皆様をより’’笑顔’’にしてくれます‼︎
ぜひTAMAでお会いしましょう。
乾杯